魔法の薬

ラブドール写真のあるエロ小説テニスウェア, 話の先頭, テニス焼けボディ

バシッ!
強烈な炸裂音とともに,ネットの向こうにいるアヤがラケットを振りぬく。
放たれたそのショットは,私の右側,コートの奥深くめがけて鋭く向かってくる。
わたしはフォアハンドを構えながら,走る。しかし,一歩目が遅い。体が,重い。
走りながらなんとか手を伸ばし,ラケットをボールの方に差し出す。しかし,むなしくもボールはラケットのフレームに当たり,そのまま転がっていった。
同時に,コートの奥でアヤがガッツポーズをしているのが目に入った。
4-6。
練習ではあるが,シングルスの1セットマッチ。
わたしの負けだ。灼熱の太陽に照らされたテニスコートから立ち上がる陽炎が、わたしの悔しさを夏らしく修飾している。
普段はほとんどアヤには負けることはない・・・こう見えて負けず嫌いのわたしは,唇をぎゅっと噛んだ。
わたしたちは,ネット越しに歩み寄る。
試合が終わったら練習でも相手と握手するのがテニスのマナーだ。
「舞衣,なんか調子悪そうだったね」
握手しながら,アヤが言う。
「えーと,うーん・・・そんなことないよ」
「いや,悪かったでしょ絶対」
試合の後に負けた言い訳をしたくない私を見透かして,アヤが突っ込んでくる。
確かに,今日は調子が悪かった・・・調子が悪いというより,体調がよくない。
焼けつくような暑さのせいじゃない。原因ははっきりしている。
生理だ。ここのところ,生理痛も前より痛いし,何より体が重い。
「どうしたの?具合でも悪いの?」
アヤに詰められ,わたしも仕方なく答える。
「うーん,最近,生理の時,体重くてさ・・・」
「あー生理か」
二人でラケットやボールを片付けながら,女の子同士しかできない話が始まる。
幸い,今日は他に練習している部員もいない。一番仲のいいアヤに,もう少し悩みを話してみる。
「最近毎回キツいんだよね・・・別にそれはいいんだけどさ,もしさ,大事な試合の時に生理が来ちゃったらって考えると,結構悩んでるんだよね」
ちょっと真面目な相談をアヤに持ち掛けてみる。実際、秋の大会に向けて練習が佳境に入っている。これからのがんばりが勝負なのだ。ベストパフォーマンスを出せない要因になるものはどんなことでも、不安の種でしかなかった。
少しの間。そんなことを言われてもアヤも答えにくいよね,と思ってアヤの顔を見る。
すると,そこにはニヤニヤしながらこっちを見ているアヤの表情があった。
「え?何?」
その顔に驚いてわたしは思わず声を上げてしまった。
このアヤの顔は,なにかたくらんでる顔だ。だいたい,アヤがこの顔をした後アヤが言い出すのは下ネタだ。そして,この顔の後には,だいたい私が恥ずかしい思いをする。真剣な相談なのに・・・
「ふふふふふ」
アヤが口を開く。
「魔法の薬を教えてあげる」
そう言って,アヤは部室に入っていった。

わたしも続いて部室に入ると、アヤは何やら自分のバッグの中を探している。
そして、何やら小さな箱を取り出した。
その箱の中に入っている錠剤のシートを私に見せながら、アヤは得意げに言った。
「じゃーん。ピルだよ」
悪い予感が的中する。ピルが避妊具だということはわたしだって知っている。また下ネタ?
でも,なるほど。少し考えをめぐらすと,なんとなく,アヤの言いたいことが分かってきた気がした。
「わたしも結構生理痛とかあったんだけど,ピル飲むとすごい生理が楽になるよ。あと,うまく使えば,生理の日をずらしたりできる」
「ずらす?」
「そうだよ。試合とかの時に生理が来ないようにできる」
「へぇ~~ありがとう!!」
わたしは感心してアヤにお礼を言う。
なんか下ネタとか疑ったけど,すごい参考になる答えをくれたなあ。
そう思うと少し申し訳ない気持ちになった。
が,次の瞬間,またアヤが先ほどのニヤニヤした表情に戻る。申し訳なくなった自分がバカみたい。絶対,次は下ネタだ。
「もう一つこの魔法の薬にはイイコトがあってね・・・」
「アヤ,それ以上は大丈夫だよ~」
わたしは危険を察知して遮る。

が,アヤは構わず続けた。
「先輩と生中出しエッチできるよ」
「もう~~!ほら!思ったとおり!」
「舞衣,顔が赤いよ~」
ニヤニヤしながら余裕の表情を見せるアヤの肩を,パシッと手で叩く。
「舞衣,気持ちいいんだよ,ナマは」
相変わらず口角は上を向いているが,さっきよりは真剣な口調だ。
そして・・・私も,興味がないわけじゃない。
「そんなに違うの・・・?」
「あんまり感覚は変わらないんだけど,なんてゆーか,つながってる感?」
確かに,コンドームを隔てない交わりを想像すると,先輩ともっと近づける気がする。下半身が,ジュンと熱く湿る感覚を感じる。
「あとはね,男がめちゃくちゃ興奮するよ」
「そうなんだ・・・」
百戦錬磨のアヤは,エッチのことを一般的に話すとき,「彼氏」じゃなくて「男」っていう。きっと,アヤはたくさんの人との経験を通じて,生ですることの喜びを知っているんだろう。
「使ってみる気になった?」
「えっ,えっ,しし試合のためにね!」
そう答えた私の顔を,やっぱりアヤはニヤニヤとのぞき込んでいた。

次の日,私は婦人科に行って相談し,ピルを処方してもらっていた。
もちろん,テニスのためだ。大事な試合の時に,今来てる生理痛に襲われたら,きっと十分な実力が出せない。
そのために,この魔法の薬を買ったのだ。
そのために,どうしても必要なものだったんだ。
半ば,わたしは自分にそう言い聞かせていたのかもしれない。ピルを薬局で受け取ってから,先輩のことを考えるのが止められない自分がいる。
(生でするのって,どんな感じなんだろう・・・)
受け取った薬袋を眺めながら,そんなことを考える。
考えていると,身体が火照り,下半身が熱くなるのを感じる。
来週末,先輩と家デートすることになっている。ちょうど,飲み始めて効果が出始めるときかなあ。
先輩になんて言おう,ピル飲んでるなんて言って引かれないかな・・・そんなことを考えながら,私は帰路に向かった。

 

 

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