凛々しい姿

ラブドール写真のあるエロ小説話の先頭, スーツ

今日は、舞衣と出会ってちょうど1年ほどになる日だった。
僕らは、母校である私立T大学のテニス部が催す会合で知り合ったのだ。
秋の大きな大会の後に、卒業生も含めてねぎらいのパーティをする。僕は卒業生として参加し、舞衣は現役学生として出席していた。その後僕たちは連絡先を交換し、デートをするようになり、やがて今の関係になった。
そんな記念ともいうべき会合に、今年は、僕は参加していなかった。
そりゃそうだ。舞衣と僕との関係では、学生の間でも知れ渡っているだろう。おそらく部内のアイドルであろう舞衣を卒業生が奪った罪は重い。学生との懇親会に参加しても、ばつの悪い思いをするのは目に見えていた。
ただ、舞衣とは、会合が終わったら食事でもしよう、という話になっていた。
僕は大学の最寄り駅まで行き、カフェで時間をつぶしていた。

2週間前、大学3年生としての舞衣の秋の大会が終わった。
舞衣は、団体戦のエースとして出場した。舞衣の一騎当千の活躍でチームは勝ち進んだが、準決勝、最も重要な試合のエース対決で、舞衣は負けた。舞衣が負けたことにより、チームの敗退が決まり、今年の大会が終了したのだ。
その夜、舞衣は泣きながら電話をかけてきた。3時間、4時間くらい話しただろうか。僕は話をうんうんと聞くだけだったが、舞衣は僕と話して安心したのか、何度もありがとうと言って寝た。翌日からは、普段の舞衣に戻った。
部活は休みになり、舞衣は普通のキャンパスライフを楽しんでいた。
もう日も短くなった。舞衣の身体を焼き付けていた日焼けの跡はどんどん抜けていき、僕が舞衣と出会った頃のそれに戻っていった。

涼しさを通り越して寒くなった窓の外を眺めながら、僕はホットコーヒーに口をつける。
自分にも、一生懸命に部活に打ち込んでいた学生時代があったのだ。舞衣との交際はそれをよく思い出させてくれる。今の平凡な会社員としての生活は、舞衣との関係によって鮮やかに彩られている。
そんな思い出にふけっているところに、舞衣からメッセージが入った。
「終わったよ!」
僕はカップの底に少しだけ残っていたコーヒーを飲み干し、外に出た。
秋の夜の風が頬を冷やす。
少し待っていると、そこに、舞衣が現れた。

ブラックのリクルート系のスーツの下に、フリルが施されたピンク色のブラウス。
いつもの私服とはうってかわって凛々しい姿が、僕をドキッとさせた。
「舞衣、スーツ新鮮。素敵」
「そう?ふふふ・・・」
「最初に会ったときも、舞衣はスーツだったね」
「去年の今日だよね」
僕らは初々しく出会った頃の会話に花を咲かせると、予約していた食事に行くため、駅へと向かった。

夕方6時の下り電車のホームは、通勤、通学をする人たちでごった返していた。
舞衣と一緒に駅を歩くと、すれ違う男の視線が舞衣に集まるのを感じる。
そりゃそうだ。170センチに迫る高身長に張りのある胸、誰もがうらやむ美貌ときたら、男性であればいくらでも見ていたくなる。そんな舞衣を隣にして歩けることに優越感を感じながら、電車を待つ。
電車も、それなりに混雑していた。隣同士のつり革を掴み、僕と舞衣はレストランのある4駅先に向かって動き出した。
ふと舞衣の横顔を見る。就活生風かOL風か、パリッとしたスーツに身を包んだ美女は、わがものながら美しかった。

大学の最寄り駅は、都市の中心から少し離れるが、それでも通勤や通学に利用する人の多い区間の途中に位置していた。
電車が次の駅に到着し、人の乗り降りがある。でも明らかに、乗ってくる人数の方が多かった。
僕は乗ってきた乗客の体重で、舞衣の方にぐっと押されるような格好になった。
舞衣にくっついた拍子に華やかなフローラルのシャンプーの香りが漂う。
スーツに包まれしなやかなカーブを描いた身体のラインを感じられるほど、舞衣の右側の体側に僕の左側が押し当てられた。
僕は思わずドキリとした。
この人は、もう今となっては僕の隣にいるべき人として定着し、体も交し合った仲だ。
それなのに、満員電車の中でしなやかな肉体にピタリと触れると、鼓動が高まる。
普段見慣れないスーツ姿の艶やかな魅力も、その興奮を高める手伝いをしているだろう。
僕は思わず舞衣のヒップに左手を伸ばした。
舞衣はそれに気づいたのか、右手で僕の左手を押し返そうとしてくる。
「・・・(ちょっと・・・ダメだよ)」
小声だが真剣な拒絶が含まれた声。
「(舞衣のスーツ姿でちょっと興奮しちゃって・・・)」
僕も小声で、舞衣に自分の興奮を素直に伝えた。
「(ダメ、絶対ダメ、やめて)」
舞衣の拒絶が全力であることを感じ、僕はしぶしぶ手を引っ込める。
舞衣は、うつむき加減になって少し顔を赤くしながら、上目遣いでこちらをにらんでいる。
でも僕だって、ここで簡単に引き下がるわけにはいかない。
舞衣のスーツ姿を堪能するためのアイデアを思い付き、舞衣の耳元で、それを告げた。
舞衣の顔がみるみる紅潮してくる。しかし、舞衣も全く拒んでいるわけではなさそうだ。

電車が目的地に到着する。
僕たちはその後食事を楽しんだが、食事中も、凛々しいスーツ姿の舞衣を目の前にし、後日訪れるであろう素晴らしい快楽の妄想にさいなまれざるを得なかった。

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